やがて知識の庭へと花開く。
ウズベキスタン・パビリオンは、「知識の庭:未来社会のための実験室」というテーマにインスパイアされ、同国の豊かな文化遺産の層を巡る旅へと誘います。ウズベキスタン芸術文化振興財団(ACDF)によって企画され、数々の国際賞の受賞歴を誇るATELIER BRÜCKNERのデザインによって具現化されたこのパビリオンは、生命の循環を象徴し、人と自然の調和を空間的に表現しています。
何世紀にもわたり、ウズベキスタンの庭園は、憩いの場としてだけでなく、文化交流の拠点、知的探求の場、人々がつながり集う社交の空間として重要な役割を果たしてきました。そこには楽園のような美しさが広がっています。このパビリオンは、レンガや粘土、大阪周辺の山々から採取された杉の木を融合させて造られ、ウズベキスタンの庭園と建築遺産を現代的に再解釈したものです。二層構造で三角形の敷地に建てられ、その形は中央アジアの古代のお守り「トゥマール」にも通じます。この旅を通じて、古来の伝統から現代の革新に至るまで、ウズベキスタンのDNAの層を丁寧に紐解きながら、職人技、技術、素材、持続可能性、科学、建築、歴史、創造性を探求していきます。
土の奥深くに眠る種や根から、空へと広がる森、花、果実の実りまで──生命を祝福するこの旅を通じて、ウズベキスタンの真髄へと迫り、「知識の庭」が織りなす美と叡智の世界へとたどり着きます。
シャブカト・ミルジヨエフ大統領
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「今日、ウズベキスタンは歴史的な岐路に立ち、私たちの豊かな遺産と明日の無限の機会が出会う大胆なビジョンを抱いています。先進技術、グリーンエネルギー、持続可能な開発に取り組むウズベキスタンは、ウズベキスタンの人々のダイナミズムと野心によって、自信を持って前進しています。2025年大阪万博のウズベキスタン館は、この歩みを反映し、ウズベキスタンの先進性と革新的な精神を紹介します。このパビリオンは、ウズベキスタンの進歩とグローバル・パートナーシップへの献身を証明するものです。」
ウズベキスタンは古代文明の交差点として長い歴史を持ち、シルクロードを通じて科学や文化の知識が花開いた地です。このパビリオンは、持続可能性と革新への取り組みを象徴するとともに、ウズベキスタン芸術文化振興財団(ACDF)が文化発展に対し、地域と世界の両方で長期的な貢献を果たすことを目指す姿勢を反映しています。
また、このパビリオンは国際的に評価される建築作品でもあり、最近ではドイツ・デザイン賞でゴールドを受賞しました。この栄誉は、私たちが文化遺産の保護と未来志向のデザインの融合、そして国際的な対話の促進に取り組んでいることを示すものです。


